箱の中の石ころ

好きなこととか思ったことを何でも、ただただ書いていくだけのものです。

挫・人間男子限定ライブ

まず先に言う。俺は酔っ払っている。その酔っ払った勢いでこれを記す。向井秀徳かぶれみたいな文の書き出しやめようね。

新宿の四文屋にて金宮の梅割りを飲みながら書いてますので誤字脱字文の雑さはご理解を。

挫・人間の花びら3回転の2回転目、男子限定ライブ。俺にとっても人生で初めての男子限定でのライブ。始まる前からワクワクが止まらない、始まるまであと5分を切る、高鳴る鼓動、緊張と楽しみ俺の中でデットヒートを繰り広げる。その決着がつかないまま客入れのBGMが大音量になり照明が落ちる。祭りが始まる。

ステージに登場するメンバー達。赤いタイツ、プロレスラーが履いているタイツと聞いて大体の人が想像するであろう形の赤タイツに闘魂と書かれたもののみを身に纏い登場する挫・人間のメンバー3人。メンバーが言うには「猪木」らしいのだが、赤いタイツはジャイアント馬場なんだよなーと思いつつそんな細部はどうでもいいことなのでその思考をどこかにぶっ飛ばす。

1曲目はTee-poφwy、夏目さんが「猪木になれば元気になれると思って猪木の動画を見たんだ」とはじめる、細かいことは覚えていないけど何故かアベさんが代表して猪木になっている。顎を突き出しながらフロアにダイブするアベさん、そしてフロアに降りるアベさん、アベさんの一挙手一投足に歓声を上げる男共。そのうち客の一人を指名してプロレスの力比べを、始めるアベさん。指先の動きだけでもプロレスを知っている人なのがわかる。力比べの後客を蹴る。大歓声。その様はまさにプロレス会場のようだった。フロア後方に行ったり客にダイブしたりと、「猪木」のまま自由に暴れるアベさん。こんなアベさんの姿を見ることになるとは、正直惚れ直してしまった。こういう人大好きだよ俺は。「もう諦めて猪木」の大合唱や「1、2、3、ダー!!!!」のコールアンドレスポンス(?)などを経てグダグダしつつ次の曲へ、ここからはとにかくテンションをガンガン上げていく。〆切、人類、あとはなんだ、もうセトリは思い出せないですすみません。念力だったり何故だだったり人生地獄絵図だったり、とにかくゴリゴリのナンバー連続でモッシュを起こしまくってました。

女子限定では女の波が起きたと言っていたが、男子も負けていないとのお言葉、そして声がデカくて良い、気持ち良いとのお言葉、有り難き。地獄がこんな地獄なら俺は地獄を選ぶという言葉からの人生地獄絵図はとても楽しかった。何故だの途中で夏目さんがスポットライトと深海のようなリバーブの中で歌った魔王とその大合唱も楽しかった。メタモルの時のMCで下川がギャランドゥを見せるのが恥ずかしいと言いながら触っていると客のひとりが「エロい!」と言って、アベさんが「終わりだ終わり!」といってしまった流れ。猪木でのおふざけからそうなのだが、いつも以上に挫・人間との距離を近くに感じた。同じ音楽、同じ場所で一緒に遊んでいるようなそんな感覚だった。下川は俺らのことを大好きだと言っていた。俺らも大好きだと返していた。

強く印象に残っているのがアンコールの下川最強伝説。フロア中央に設置されたドラムセットに菅さんが移動したあと、下川が「菅さんを除霊するためにやろうと思っていたけどお前らのモテない面を見てたらお前らの初恋を除霊しなきゃならないと思った!」と声高らかに叫び、「全員で初恋の子の名前を叫ぶぞ、夏目もアベも菅さんも叫んでよ」と言って、会場の男達が初恋の女の子の名前を一斉にに叫んでから曲が始まった。菅さん、ステージのメンバー、菅さん、ステージのメンバー、両方を交互に見ながら、両方に魂をぶつけながら、最高に楽しく除霊をして男子限定ライブは終幕した。

こんなに楽しい、愉快でバカで空気感の良いライブが今まであっただろうか?あそこにいた人間は全員が一瞬はバカになっただろうと思う。男同士のくだらないノリとかっこいい演奏、ライブ、それが融合した空間がそこにはあった。酒飲んでなけりゃもう少し思い出せたかな。でも多分これが俺の感じだ全部なんだろうと思う。俺は今日挫・人間と遊んだ。そう言っていいと思う。そんなライブだった。アベさんと菅さんの猪木の顔がまだ脳裏にこびりついている。